本日立て続けに記事投稿になっているちやです。
お風呂上がりで髪が乾くまでの間、ゲームすると熱中して夜更かししそうなので書くことにしました。
何を書こうか考えた結果、仕事について触れようと思います。
精神科でのリハビリテーションについて。
まあ、畏まった話ではなく私の考えをぽつぽつ書きます。
どういうリハビリテーション内容なのかはネットで検索すると病院のHPなどで沢山掲載されているので省略しますね。
作業療法士の資格を取り、精神科の世界に飛び込んで4年目。
私が精神科に務めてから、よく耳にする質問があります。
『 なんでリハビリをするの?』
活動内容を知ると余計に思うのではないかと思います。
身体のリハビリでしたら皆様は必要性もすぐわかりますよね。
”身体が前のように少しでも動かせるようにするため”
では、精神のリハビリはなぜするのか?
私は患者様には”段階付け”と説明をよくしています。
病院に入院された時はだいたいの患者様は症状のピークで1番絶不調の時です。
そこで投薬や静かな環境での安静といった治療を行うことで、そのピークを脱しある程度回復はされます。
そこで、だいたいの皆様は”治った”と思うでしょう。
確かに治ってきてはいるでしょう。
(具体的には”症状が落ち着いた状態”です)
では、治ったからすぐにいつもの生活に戻れる
とは、限らないのです。
風邪に例えれば”治りかけ””病み上がり”の状態。
病み上がり、治りかけで無茶をすれば”ぶり返し”ます。
精神も風邪のように、すぐ家に帰ったり、退院して仕事にすぐ復帰をすれば治まってた症状がぶり返すことがあります。
精神の大きな原因は”ストレス”が挙げられます。
ストレス元であることが高い仕事場や家(家族関係や家事育児などなど)に対策もなく戻れば”ぶり返す”可能性は高いです。
そして、だいたいぶり返すと前回よりも治りが悪かったり、症状が悪化していたりします。
再入院、そして前回よりも入院が長引くこともあります。
では、どうしたらいいのか?
そこでリハビリが入ってくるのです。
リハビリの内容は確かにレクリエーションがメインで、傍から見れば”簡単そう”と思うでしょう。
その”簡単そう”が大事なのです。
大きな目標を叶えるためには小さな目標を立ててこなしていくのが良いと本などでもよく書かれているかと思います。
リハビリもそれと同じです。
まずは”簡単なもの”リハビリから始めていき、体や心を慣らしてから今までの生活に戻っていくのです。
作業内容や生活に戻るために必要な目標は患者様によって違うので、そこは担当のスタッフと相談して決めていきますよ。
リハビリの中でも更に目標を立てていき、確実に今までの戻りたい生活に戻れるよう作業療法士はサポートするのです。
ちなみに、家でも同じことをすればいいのでは?と思った方はいるのではないかと思います。
これも”段階付け”です。
まずは万が一症状が途中悪くなってもすぐに対処できる”守られた環境”の中で体と心を慣らしていく。
病院の中のリハビリで慣れてきてから、お家に外泊していき、少しずつ今までの生活に戻っていくのです。
なんて、説明口調でしたが私の思うことでした。
さて、そろそろ寝ようかな(*´▽`)